砂糖 って何から出来てるか知ってます?

お砂糖は何から作られているでしょう。

 

 

お砂糖を作る材料は大きく分けて4つあります。

  1. サトウキビ
  2. ビート(テンサイ、サトウダイコン)
  3. メイプル(サトウカエデ)
  4. 砂糖椰子(サトウヤシ)

 

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生産量的にはサトウキビとビートの2つが圧倒的に多いです。

サトウキビから作るお砂糖を甘蔗糖、ビートから作るお砂糖をてん菜糖と呼んでいます。

ざっくり毎年、甘蔗糖:1億3500万トン、てん菜糖:3500万トン前後を世界中で生産しています。

この2つは精製して不純物を除けば、全く同じものになります。

それでは、それぞれのお砂糖の材料について見ていきましょう。

 

1.サトウキビ

サトウキビはススキの仲間の植物で熱帯、亜熱帯各地で広く栽培されています。

日本でも比較的暖かい地域で栽培されていますよね。

 

 

栽培は①春植え付け→翌年冬収穫(春植)収穫後の株をそのまま育てて翌冬収穫(株出し)

または、②夏植え付け→翌々年夏収穫(夏植)

という2通りの方法であの竹みたいな硬い茎のものが出来ます。

 

 

出来たサトウキビはカンタンに言うと

ローラーでギューっと汁を絞り出し煮詰めると糖蜜も含んだ原料糖になる→糖蜜を含んだ黒糖やカソナードにするのか、しっかり精製してグラニュー糖にするのか分けていきます。

サトウキビから出来るお砂糖にはこんな種類があります。

  • モラセス(糖蜜)
  • 含蜜糖(黒糖、白下糖、カソナード、等)
  • 分蜜糖(グラニュー糖、粉糖、ザラメ糖、氷砂糖、上白糖、三温糖、和三盆、液糖、等)

代表的なモラセスの例としては

代表的なカソナードの例としては

 

2.ビート(テンサイ、サトウダイコン)

ビートはホウレンソウの仲間の植物で寒冷地での作物として日本でも北海道などで栽培されています。

あまり日本では馴染みのないビート。と思うかもしれませんが、国内原料による日本の砂糖生産量の約75%、日本における砂糖消費量の25%を占めていて、けっこう食べているはずです。

ロシアのボルシチの紅色もビートの色ですね。

 

 

栽培は春に種播き→秋11月頃収穫をします。

ビートからお砂糖を作るには、

砕いて汁を絞り出し煮詰めると糖蜜も含んだ原料糖になる→糖蜜を含んだヴェルジョワーズにするのか、しっかり精製してグラニュー糖にするのか分けていきます。

ビートから出来るお砂糖にはこんな種類があります。

  • 含蜜糖(てん菜糖、ヴェルジョワーズ、等)
  • 分蜜糖(グラニュー糖、粉糖、上白糖、等)

代表的なヴェルジョワーズの例としては

 

 

 

3.メイプル(サトウカエデ)

メイプルはイロハモミジの仲間の樹木です。

北アメリカ原産でカナダの国旗のマークですね。

 

 

高さは30~40mにまで成長します。日本のカエデよりかなり大きいです。

 

 

メイプルシュガー、メイプルシロップ、は樹木に穴を開けて樹液を取り出し約1/40に煮詰めるとメイプルシロップ、さらに乾燥させてメイプルシュガーとなります。

 

代表的なメイプルシュガーの例としては

代表的なメイプルシロップの例としては

 

4.砂糖椰子(サトウヤシ)

サトウヤシはヤシの仲間の樹木です。

東南アジア、インド、あたりが原産とされています。

 

 

 

これも樹液や若い花序の軸から樹液等を採り出し煮詰めて乾燥させてパームシュガー(ヤシ糖)となります。

日本ではあまり見かけませんが、東南アジア、インド、スリランカ、パキスタン、アフリカ、南アフリカ、カリブ海地域、等で生産されています。

同じヤシのココヤシから同様に作られるお砂糖はココナッツシュガーと別の名称で呼ばれます。 

代表的なパームシュガーの例としては

代表的なココナッツシュガーの例としては

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