粉 って何から出来てるか知ってます? トウモロコシ 編

目次

粉は何から作られているでしょう。

 

粉はいろいろな穀物等から作られています。

前回は米がどんなものなのか、どういう粉ができるのか、ということをお送りしましたが、

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粉 って何から出来てるか知ってます? 米 編

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3回目の今日は トウモロコシ について書いていきます。

 

3.トウモロコシ

トウモロコシも世界三大穀物の一つです。

日本でもいろいろな食べ方をされている穀物です。

2007年の世界消費のうち、

家畜飼料用64%、コーンスターチ製造等の工業用が32%直接食用は4%

で意外と直接食用が少ないですが、

近年、バイオエタノールの原料としても注目されている素材です。

 

トウモロコシもイネ科の仲間です。

生産量は世界生産量のうち、ざっくりアメリカが4割中国が2割、あとはブラジル、メキシコ、インドネシア、インド、フランス、アルゼンチン、南アフリカ、ウクライナ、と熱帯温帯地域を中心に広い地域で栽培されています。

トウモロコシは一代雑種であるため、農家は毎年種を購入しなければならなく、農業ビジネスの発展のきっかけとなった植物でもあります。

種播きが4月前半で約4か月くらいで雄花と雌花が咲きます。

開花から20~25日で収穫されます。

 

 

・品種

トウモロコシの品種は粒内のでんぷん構造によって決められます。

・甘味種

(スイートコーン)と呼ばれ、広く食用される品種で、コーンフレークやコーンミール等の原料にもなります。

1株に1つの雌穂を残して残りは小さいときに摘果され、その一部はベビーコーン(ヤングコーン)として食されます。

 

・甘味黄色粒種

身が黄色で甘味の多い品種です。

平均糖度が12度の「味来(みらい)」やその改良型で平均糖度が18度以上と高い「ピクニックコーン」、

糖度15度以上の「サニーショコラ」や糖度の高い「ゴールドラッシュ」「ミエルコーン」などがあります。

 

・甘味バイカラー粒種

身が白や黄色など混ざりあった品種です。

日本で初めて広まった「ハニーバンタム」やその改良型で糖度の高い「ピーターコーン

身が柔らかい「ゆめのコーン」「カクテルコーン」「甘々娘(かんかんむすめ)」などがあります。

 

・甘味白粒種

身が白く甘味が多い品種

白いトウモロコシと呼ばれる「ピュアホワイト」や「雪の妖精」「ホワイトショコラ」など平均糖度が17度と高いものがあります。

 

・爆裂種

ポップコーン用の品種です。

独自の品種があるのには驚きですね。

 

・馬歯種

デントコーン」と呼ばれ、家畜用飼料デンプン(コーンスターチ)の原料として使われる。

でんぷんを多く含むため甘くなく、近年のバイオエタノールの生産原料としても利用されます。

 

 

現在、青果として流通しているものは、スーパースイート種ウルトラスーパースイート種が多いです。

他にも多々ありますが、今回は代表的なものだけ紹介いたしました

 

 

日本は米の生産量の約2倍を輸入しており、世界最大のトウモロコシ輸入国となっています。

 

最も食用として消費している地域は、

トルティーヤを常食するメキシコやトウモロコシ粉を練った食品を主食とするアフリカ東部と南部ですが、米国のコーンブレッド、西洋料理のコーンポタージュ、イタリアのポレンタ、中国のウォートウ、等があります。

また、加工食品として、ビールウイスキー(グレーンウイスキーバーボン等)や各種スナック菓子コーン油などがあります。

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