先日、会社を退職したという投稿をしたのですが、これからどう生きていこうかというところは一年間あった休職期間中にずっと考えていました。
休職期間中に外資系ホテルからシェフパティシエで来ないかというお声がけも頂きました。
現場に根を詰めて仕事を出来ていたなら多分まだ退職してなかったと思いますが、ここから復帰して命かけてまた同じことするか?それでいいのか?と考えていました。
お医者様と相談し現場に立ち続けるのはキツイと判断がおりてから、自分の中では整理がついたというか、進む方向性みたいなものが見えてきました。
それは僕の労働力ではなく、知識だったりノウハウだったりで、役に立てることをしたい、と。
僕はホテル出身ですが、その後、町の個人ケーキ店、中規模工場の工場主任、製菓学校講師、等様々な業態でパティシエとして関わってきました。
前職グラモウディーズは僕が入社したとき、会社の中でも毎年赤字を垂れ流し、会社の中でもお荷物部門でした。
前任のフランス人シェフはいい加減で、会社の言うことも全く聞かず好き勝手やってて、誰も寄り付かないところでした。
一年ほど仕事をしたところでそのフランス人は辞め、僕が引き継ぎました。
誰も寄り付かない期待されていない部門だったので、経営陣にも相談せず独断で企画を作り改善していきました。
入社年度はもちろん赤字でしたが、僕に変わった年度でギリ黒字転換、その次年度から2期までの赤字以上の黒字に拡大、飲食スイーツ業界ではかなり珍しい経常利益率二桁を維持拡大し、会社の中でも一番利益率の高い稼ぎ頭にしました。
自由にさせて頂けたからそういうことも出来たので、会社には感謝しています。
パティシエは職人です。僕もパティシエです。
ですが、優れたパティシエでも商売が上手とは限りません。
僕はコンテストもやって実績もあるので、技術はあると思います。
ホテル後はいろんな業態で商売に直結するポジションで、ブランディングだったり、商品開発だったり経営改善だったり、に取り組んできました。
製菓学校では人に教えるということで自分もまた学び、自分の中の製菓理論もどんな角度から質問されても一定の答えを導き出せるようになりました。
そういう人ってパティシエ業界でも結構珍しいんです。パティシエ自体少ないですが。
それが僕の持っている武器だと考えました。
そこで、
これからは
・ブランディングのお手伝いやそれに関わる商品開発支援
・経営改善のための商品改善開発支援
・製菓講師
・ケーキ教室等で素人の方への指南
など教えることに特化します。
先ずは”僕を知ってもらおう作戦”を展開しなければと考えています。
僕は取材があっても今まで顔出ししなかったですし、写真必須なら他の人に出てもらっていました。
が、これからは変えます。
古い体質の方もおられる業界(以前よりはかなり自由になったと思います)なので賛否両論あるかもですが、僕は僕のやり方で皆さんのお役に立てたら嬉しいと考えます。
いろいろと準備中なので準備でき次第いろいろと始めていきます。
よろしくおねがいします!