パティシエ 辞めたい/転職したい と思ったとき、どうしたらいいか

パティシエって外から見たらキラキラなイメージが強いと思いますが実際働くとめっちゃツライですよね。

だから辞めてしまおうか、と考えている方も多いと思います。

 

少しでもそんな方に届けばいいと想い、書いていきます。

本記事の内容

  • パティシエ 辞めたいと思ったこと
  • どうするのが正解か
  • これからのパティシエ業界は
  • もし今の職場で悩んでいることが人間関係なら

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目次

パティシエ 辞めたいと思ったこと

パティシエはツライ、、、

パティシエはツライキツイが多いです。

労働時間は長い、イチイチ重い、給与は安い、休みは少ない、先輩上司は怖い人多い。

なんでこんなツライ目に合うんだってくらいツライです。

キラキラなんて仕事の5%もないですし、重く地味な作業を繰り返しです。

僕は10年辞めたいと思ってました

僕は専門学校から大手ホテルに就職しました。

そこで結局8年お世話になったのですが、そこは本当にツラかったです。

就職してペストリーに配属になって初めて職場に入ったら、

先輩の第一声は「お前らがここで喋れるのは「ハイ」か「スミマセン」だけ」だと言われました。

「めちゃめちゃ怖いやん、、、」て思ったのを今でも覚えています。

 

最初の数年は特に、平日は6時半・土日祝日等の忙しい日は5時半には職場に入って、その日のカスタードクリームを炊いてから、先輩たちの朝食を作って先輩たちの使う道具やダスターを先輩が作業する場所にセットしたり。

先輩が年功序列で来てからはそのサポートだったり洗い物だったりで振り回され、昼ごはんも5分で食べたり、失敗して直属の先輩に一週間以上無視されたり、包丁が飛んできたり。

ホントにバタバタしてるだけで結局帰るのは24時近く。

21時台なら早いから飲みに行こ!となるくらいでした。

厨房は地下なので繁忙期の半年近くは休日以外は日を浴びることがほぼなかったです。

めっちゃ怒られまくる職場でしたので、怒られては冷凍庫に一人で入って誰もいないことを確認してから牛乳ケースを蹴りまくってました。

今となっては笑い話と思いますが、その当時は毎日

「今日こそは辞めるって言おう」

って思って職場に入ってました。

結局、先輩方が怖くて言えないまま一日が終わってましたが、、、

僕は次のお店にお誘いを受けるまではとうとう言い出せませんでした。

その次のお店からはチーフとして働いていましたが、それでも辞めたいと思ってました。

自分にはこの職業は合ってないと。

今でも合ってはいないと思いますが、、、

 

どうするのが正解か

僕はどうだったか

僕が結局辞めなかったのは後で振り返ると自分がどうとかではなく、

必死に仕事をして専門学校に行かせてくれた両親の気持ちや

学生時代はクラブとかも真剣に打ち込めていなかった僕に対して事あるごとに

「アンタは中途半端や」と言い続けていた姉が就職してからは「アンタ頑張ってるなあ」て言ってくれた事が嬉しかったり、

同期で職場に入ったのが4人いたのですが、「コイツらには負けたくない」って思ってたのが大きかったと思います。

 

今悩んでおられる皆さんはどうするのが正解か

生意気ながらも右往左往しながらなんとかこの業界に居続けた僕から言えることは、

自分がなぜ今ここで働いているのか

ということを考えて欲しいと思います。

そもそも何故この業界に入ってきたのか

多分、菓子屋に入ってくる方なんてシンドいのが分かって入ってきているのですから、志は相当高く持って入って来たと思います。

だけど、世の中そんなに甘くなくて、思うようにいかないことが殆どです。

泥水をすするような気持ちで毎日を過ごすこともあります。

自分ではどうにもならないことにも巻き込まれます。

 

だけど、結局決めるのは自分です。

自分がコントロール出来るのは自分だけですから、そこに集中した方がいいと思います。

誰かが悪いから辞めました。というのはしないでおきましょう。

後で振り返った時にその自分を見たくないと思います。

 

シンドいときこそ笑え

これは僕が先輩から言われて今では悩んでいる方によく言う言葉なのですが、シンドいのは自分が成長している最中だからです。

「だからシンドいのを喜べ」と言われました。それを乗り越えた人だから言えたのでしょう。

その時はツラかったですが笑っているように心がけたら、なんだかいろんな事がスムーズになったのを覚えています。

 

僕はカッコ悪く頑張る人が最高にカッコイイと思います。

 

これからのパティシエ業界は

今、辞めずにこの業界にしがみついていたらどうなる?

僕が専門学校に通った27年前、クラスの構成としては男性6:女性4くらいでした。

この10年ほど専門学校に教えに行くと男性1:女性9くらいはザラで、クラスに男性が一人二人しかいないクラスもたくさん見かけます。

生徒の絶対数も減っている中で男性の比率も低い現状です。

女性は出産等で中断しなければいけない時期もありますが、男性にとってこれは逆にチャンスだと思います。

努力は当然のこととしてしなければいけませんが、生き残っていくいだけでいいポジションを狙えるチャンスがまわってます。

 

本当に今、現場にパティシエは少ないです。

どこの会社やお店でも、チーフと経験5年以内がたくさんという構成を良く目にします。

業界に入って数年で業界を去る人がとても多いからです。

 

もし今の職場で悩んでいることが人間関係なら

もし今、

「ツライ…シンドい…」って思っていることが職場での人間関係だったら、

思い切って違う会社・お店に変わることも一つの手です。

人間同士が仕事しているのですから、どうしても合わないことはあって当然です。

めっちゃお菓子が好きで覚悟を持ってまで入ってきた業界を

今働いている場所でシンドいからと去ってしまうのは、あまりにももったいないです。

その合わない人のせいであなたの可能性を狭めてしまうことはありません。

自分に合う会社・お店も必ず有ると思います。

なんとかこの業界に残っていけたら、また笑える日も来ます。

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今僕が思っていることは

僕はそういう業界を変えたいと考えています。

労働条件を良くして、給料を上げる。

そのためには売上を上げないといけません。

ケーキ屋や飲食店は簡単に値上げ出来ません。今はどこの会社でもギリギリまで我慢しています。

なので、そのために高付加価値商品を開発して、高くても買ってもらえるサイクルを作らないといけません。

僕一人では微々たる力かもしれませんが、それを手伝いたいと考えています。

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